- 2016-9-5
- 性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)
- 性腺刺激ホルモン, 過剰
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下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンの働きは、
男性は精子形成、女性は生理や妊娠、のために体の状態を整えさせることです。
性腺刺激ホルモンには
・黄体形成ホルモン
・卵胞刺激ホルモン
の2種類があります。
これらのホルモンは男性は睾丸、女性は卵巣の機能を調節する働きがあります。
性腺刺激ホルモンの黄体形成ホルモンと卵黄刺激ホルモンの分泌が亢進か低下するすると、
性腺刺激ホルモンのエストロゲンやテストステロンの分泌異常が起こります。
この記事では性腺刺激ホルモンが過剰になる原因と治療法について解説します。
性腺刺激ホルモンが過剰になる原因と治療法
性腺刺激ホルモンが過剰になる原因には、
キスぺプチンの受容体異常と脳の腫瘍の2つが考えられます。
キスペプチンと『キス』がついているからといって
唇と唇をあわせる『キス』が関係しているわけではありません。
ともあれキスペプチンがどのように性腺刺激ホルモンを過剰にさせるのか、
まだ詳細は分かってはいません。
性腺刺激ホルモンの過剰による症状は、
小児では中枢性性早熟症(思春期早発症)が起こります。
成人ではゴナドトロピン産生腫瘍により、男性では女性化乳房,
閉経期前の女性では月経異常などの症状が起こります。
性腺刺激ホルモンが過剰になっている場合、
治療法としては性性ン刺激ホルモンである黄体形成ホルモン
と卵胞刺激ホルモンの量を抑えるお薬を使用します。
具体的にはGnRHアゴニストというお薬を使用することで
性腺刺激ホルモンが過剰な状態を元の状態に戻すことができます。
もし腫瘍が原因で性腺刺激ホルモンが過剰な場合は手術となります。
続いて成長ホルモンについて解説します。
こちらも参考に!⇒成長ホルモンと時間の関係をグラフで表してみた
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コメント
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